横浜市の救急車、3分に1回出動。横浜市の救急搬送が過去最多に

2015年上半期の救急出動の件数は8万7317件で、前年同期比832件増で過去最多を更新しています。
一日平均の出動件数は、482件(前年同期比8件増)2分59秒に1回の頻度で、救急車が出動していて、搬送者数は7万6002人(前年同期比925人増)65歳以上の高齢者の搬送数は前年同期から1815人増え、全体の約56%を占めている状況です。
そういった中、市民・文化観光・消防委員会の行政視察で仙台市にある仙台市救急ステーションを訪問してきました。

この救急ステーションは、仙台市立病院との連携協力のもと、医師と救急救命士が運用する高度処置救急隊(ドクターカー)を配置した救急活動拠点と、救急隊員教育拠点の機能を併せ持った施設です。横浜市でも市民病院が2020年には再建設される予定になっており、このようなドクターカーの配備の必要性が議論されています。また、横浜市民病院は、三ツ沢競技場などとも近くにあるので、防災時の対応なども合わせて検討されるよう議論を進めていきたいと思います。
医師と救急救命士が現場に駆けつけ対応することで、多くの命が救われるに違いありません。

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高齢者にも優しい戸塚を目指して

福岡のモデル事業を視察
先月6月26日に、高齢者住まい・生活支援モデル事業を福岡市にて視察を行ってきました。
近 年、高齢化と高齢者の単独世帯が増加していく中、配偶者が他界し収入が減少した、安い部屋に転居したい、足腰が弱くなって、低い階層の部屋に転居したいと いうニーズが高まる一方、賃貸住宅事業者が、高齢者だけで住む世帯(単身者、夫婦世帯)の入居を断るケースが多くあるようです。
円滑入居と生活を支援
福 岡市では、高齢者住まい・生活支援事業が構築され、緊急連絡先や保証人を確保できない高齢者を支援するため、社会福祉協議会(市社協)がコーディネーター として活動しています。また高齢者の入居のために「不動産業者協力店」「NPO団体」に協力を得て、高齢者の民間賃貸住宅への円滑入居と、入居後の生活支 援などが提供されています。生活支援事業の具体的な内容は、見守り、緊急時対応、死後事務委任、埋葬・納骨、家事、医療・介護・保険サービス等です。
戸塚区は、高齢者比率25%を超える地域も多くあり、1人暮らしの高齢者は1万5千人以上もいます。
高齢者が住まいを確保できない課題を、横浜市でもしっかりと調査、研究を進めて、高齢者に対する生活支援を進めていかなければなりません。
今後は、行政機関が高齢者の暮らしを守るためのコーディネーターとして機能することで、保証人や緊急連絡先がなくても、高齢者が安心して住み替えが実現されることが望まれます。
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